勇気の一歩~シングルマザーの振り返りとこれからのこと~

アラフィフのシングルマザーです。3人の子どもたちも成人し、時間のゆとりができました。これまでの子育てとこれからの子離れについて綴ります。

崖から飛び降りたその先に

コロナ渦の折、私は在宅勤務、息子たちの大学はオンライン授業で、
ほぼ毎日24時間を親子3人で過ごしていますが、
まったくストレスもなく、おかげさまで心穏やかに暮らしています。
会話と言えば
「昼ごはん何にする?」
「晩ごはん何にする?」
・・・常にごはんのことばかりですが笑

昨今、女性の自殺が増えているというニュースを耳にするたび胸が痛みます。
それぞれに計り知れない苦しみや絶望があるのでしょうね。
もしあのとき私も、離婚せずに自分を騙し騙し暮らしていたとして、

こんなに毎日ひとつ屋根の下で長時間
元夫と一緒に過ごさなくてはいけない状況になっていたら…

と想像するとぞっとします。


私も確実にメンタルを保っていられなかっただろうし、
とてもとても耐えられなかっただろうと思うのです。

 

15年前、勇気を出して真っ暗な中、崖から飛び降りる覚悟で離婚への一歩を踏み出したのですが、当時の私に自信なんてひとかけらもありませんでした。

 

短大を卒業後3年ほど働き(まだWindowsもなかった時代…)結婚退職。

出産後はパートを細々とした程度で、3人目を出産した頃には30歳になっていました。

学歴もキャリアも体力もない、かろうじてあるのは家事と子育て経験のみ。

 

離婚すると決意してからは必死でフルタイムの仕事を探し、

実家の徒歩圏内のUR賃貸に3人の子どもたちを連れて引っ越しました。

当時は幼稚園の年中と小3・小5。保育園への転園と小学校の転校を経験し、

今では奨学金を利用しながらも全員大学生に。

一番上の娘は昨年就職して一人暮らしを始めました。

正社員登用後は通勤に便利なエリアの中古のマンションも購入しました。

心が折れそうなことも何度かあったけど、

こんなポンコツな自分でもなんとかここまで生きてこられたので、

覚悟と決意次第で誰にでも再現性はあると確信しています。

 

そして、世間は想像していたよりずっと優しくてあたたかいものです。

(鈍感なので意地悪な人がいても気づいてないだけという説も…)

支えてくれた家族や友人、学校の先生、上司や同僚には感謝しかありません。

 

誰かが幸せにしてくれるのを待っていても状況は変わりません。

幸せは自分で掴みに行くもの。

崖から飛び降り、山あり谷ありダンジョンありの冒険の旅で

レベルアップして防具や武器を手に入れたら、

綺麗なお花畑にたどり着くかもしれません。

 

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