勇気の一歩~シングルマザーの振り返りとこれからのこと~

アラフィフのシングルマザーです。3人の子どもたちも成人し、時間のゆとりができました。これまでの子育てとこれからの子離れについて綴ります。

母の日

NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんの記事を読みました。


私の母の日の過ごし方は、

母親には毎年プレゼントとメッセージカードを贈り、

子どもたちからもほっこりするプレゼントやお手紙をもらったり、

スルーされれば、ま、そんな年もあるよね、と若干寂しかったり。

といった、お年頃の男子にとってのバレンタインデーのような位置づけでしょうか。

 

駒崎さんのnoteに掲載されたグラフを見ると

日本のワーママ、本当に頑張ってる。

パパも、家事育児にもっと時間を使いたくても

長時間労働や、男性の育休がまだまだ取りづらくて…など

ままならない現実もあるのかもしれないけど。

 

そして母子家庭の貧困率の高さ。。

私たちシングルマザーって、

こんな逆風の中でよく踏ん張ってきたんだなぁ。

でも、それを経験した一人として、

美談として片づけてしまったり、

私も頑張ったんだからあなたも頑張りなさいよ、

というスタンスでは社会は良くならないですよね。

 

ワンオペ育児、ひとり親になったときのセーフティネットの脆弱さ。。

子どもを育てることがこんなにハイリスクな社会だと

何人も産みたいって思えなくなりますね。

少子化も進みますよね。。

 

ちなみに児童扶養手当ですが、当時おおよそ

第一子は40,000円、第二子5,000円、第三子3,000円でした。

第三子3,000円て。。。中学生のお小遣い程度ですよね。

今後はもっと改善されていくことを切に願います。

 

自分の場合ですが、離婚を決意してから、すべての判断軸を

子どもの幸せを最優先に準備をしました。

母親が無知であることは子どもに対して無責任だと考え、 

自治体のひとり親支援制度や奨学金など、

あらゆる使えそうな制度について徹底的に調べました。

 

もともと金銭感覚はどんぶり勘定な性格なので、

お金のことに関する元夫との交渉は苦手意識が先に立ち、

もう関わりたくないから養育費はあきらめようか…と心が折れかけましたが、

すべては子どもたちを守るためなのだから、と覚悟を決めて調停を申し立てました。

ここで合意決定された養育費は金額・期間・支払い方法が明文化されます。

弁護士費用や、何度も裁判所に通って元夫のでたらめな言い分を

聞かされるのは本当に苦しかったけど、

今となっては私と元夫には必要なプロセスだったと思っています。 

 

今は行政から税金や給食費を免除されたり

援助してもらったりする社会的弱者だけど、

いつか子どもたちを立派な納税者に育てて社会に恩返しするんだ。

そう自分にも子どもたちにも言い聞かせて矜持を保っていました。

 

 

そうやって無我夢中で生きてきて、

第三子も二十歳になった今年の母の日。

昨年一念発起してワインエキスパートの資格を取得した私に、

ワインとワイングラスのプレゼント。

感無量です。

 

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私の子どもに生まれてきてくれて、

私をお母さんにしてくれてありがとう。

 

私にとっての母の日は、

いくつになっても気にかけてくれる実母に改めて感謝の気持ちを伝える日。

そして、子どもたちにも感謝する日なのです。