信号が青に変わるとき
離婚という選択肢が視野に入ってきたとき。
ずっと3人の子育てに追われて、週イチのパートしかしてなかった自分が
どうやって生活していくのかと考えたときに、
とりあえず離婚するにしても踏みとどまるにしても、
フルタイムの仕事に就くための就活をしようと思いました。
しかし、大した学歴も特技もなく、社会人経験(病院で栄養士してました)も2年程度、エクセルもパワポも未経験の30代子持ちの自分を雇ってくれる企業なんてあるのだろうか。
普通免許以外にも何か履歴書に書ける資格を取ろうと思い、
栄養士としての実務経験はギリギリ満たしていたので、
管理栄養士の国家試験を受験することにしました。
管理栄養士なら再就職の際に若さを重視されることもなく、多少の経験もあり、
一生働けると思ったからです。
と一念発起してみたものの、15年ぶりの受験勉強は何から手を付けていいのかもわからず、もちろん受験を快く思っていない夫の協力も得られず、家事を終わらせ子どもたちを寝かしつけてからの限られた勉強時間は、いつも睡魔との闘いでした。
奇跡的に一度目の受験で合格通知が届いたとき、
選ぼうとしている道に進みなさい、と神様が背中を押してくれたような気がしました。
結果的には管理栄養士の資格が必要な仕事には就かなかったのですが、
新しいことに挑戦する筋力がつきました。
学んだ知識はかけがえのない財産として自分の中に残るし、
結果が伴ったことで、ブランクがあっても努力すればできるようになる!
という自己効力感に繋がりました。
何かが大きく変わろうとするとき。
自分が進もうとしている道にたくさんの信号機があり、
最初は赤信号なのだけど、次々に青に変わっていく感覚があります。
赤なのに信号無視して目をつぶって道路に飛び出すのは危険です。
ママは子どもの手を引いてるから。
青に変わるタイミングがきたときに、
すぐに渡れる準備をしておくことが大切だと思っています。